素敵だと思ったのに…
アイランドキッチンが「無法地帯」になる理由
アイランドキッチン。
雑誌やモデルハウスで見たときは、あんなに素敵に見えたのに——
実際に暮らし始めたら、気づけばカウンタートップはごちゃごちゃ。
食後すぐに洗えなかった鍋やお皿、
持ち帰ったお弁当、マイボトル、
お菓子、飲みかけのコーヒー、飲み終わったコップ。
洗剤、つい買い足した調味料、いただきもの、買い物袋……。
「ちょっと置いただけ」のはずが、
いつの間にか、そこは完全なる無法地帯。
本来は“憧れのキッチン”だったはずのアイランドキッチンが、
なぜこんな状態になってしまうのでしょうか。
私も「アイランドキッチン派」でした
実は私自身、以前住んでいた一軒家ではアイランドキッチンを選びました。
理由はとてもシンプルです。
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料理をしながら子どもの様子が見られる
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テレビもついでに見たい
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一人でキッチンに立つのは寂しい
いかにも「理想の暮らし」らしい理由ですよね。
ところが、暮らしが進むにつれて、
その理由は少しずつ形を変えていきました。
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いつでも子どもを一人で見るのが、正直しんどい
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テレビは遠く、音だけが中途半端に聞こえる
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寂しいどころか、本当は一人になれる時間が欲しい
理想だったはずのオープンさが、
いつの間にか「逃げ場のなさ」に変わっていたのです。
しかも、片付いていないと悪目立ちする。
いつの間にか
「片付けなきゃ」と日々ストレスを感じていました。
アイランドキッチンがごちゃつく本当の理由
思い返してみれば
アイランドキッチンが散らかりやすい一番の原因は、とても現実的です。
周囲に収納を確保しにくい。
壁に接していないため、
収納を増やそうとすると動線が悪くなり、
結果として「とりあえず置く」場所がカウンターになる。
そもそもアイランドキッチンが登場した背景には
核家族化・共働き世帯の増加、
LDKを広く見せたい住宅事情があります。
2000年頃から日本で本格的に普及したアイランドキッチンは、
「調理する場所」から
「家族が集まるコミュニケーションの場」へと
キッチンの役割が変化した象徴でもありました。
おしゃれで開放的、複数人で使いやすい。
その一方で、暮らし方が合わないと、途端に負担が表に出やすい
それがアイランドキッチンの特徴です。
負担が表に出ると、行き場を失ったものが
アイランドキッチンのカウンタートップに集合し、そこは無法地帯に・・・。
解決方法は「やめる」ことではありません
ここで大切なのは、
「アイランドキッチンはダメ」と切り捨てないこと。
解決策はあります。
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十分な収納を確保する
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キッチン全体のレイアウトを見直す
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設計や片付けのプロの視点を入れる
問題はキッチンの形そのものではなく、
今の暮らしに合っているかどうかなのです。
本当に叶えたい暮らしを言語化する
例えば、こんな希望はありませんか?
これらはすべて、
「アイランドか否か」ではなく
収納・片付けのレイアウトの仕組みを見直すことで改善できます。
アイランドキッチンに代わる現実的な選択肢
おすすめなのは、背面に収納を背負い
その人にあった仕組みでオーガナイズすること。
そして、リフォームの機会などが可能であれば
キッチン全体のレイアウトを冷静に吟味すること。
例えば、
これだけで、
収納量・動線・視線の抜け・片づけやすさは
驚くほど変わります。
「全部オープン」にしなくてもいい。
「全部隠す」必要もない。
暮らしにちょうどいい“間”をつくること。
それが、後悔しないキッチンづくりのコツです。
アイランドキッチンは素敵です。
片付けの問題で必要なのは、
今の自分の暮らしを正直に見つめ直すこと。
キッチンは、
理想を飾る場所ではなく、
毎日を支える場所なのですから!