【メンタルライフオーガナイザー勉強会レポート】
ネガティブなぐるぐる思考から抜け出せない人へ
【ブログ】あきの気ままに生きさせてッ!Vol.81

こんな「ぐるぐる思考」に悩んでいませんか?
同じ後悔や不安を、頭の中で何度も繰り返してしまう。
「あの時ああ言わなければよかった」
「私ってダメだなぁ、もっとちゃんとやらなきゃ」
と考えが止まらない。
こうした状態を心理学では「反芻(はんすう)」と呼びます。
胃袋が5つある牛が一度飲み込んだ食べ物を口に戻してもう一度噛むように、同じ考えを何度も「噛み直す」ことからこう呼ばれています。
完璧主義とネガティブ思考の悪循環
反芻の背景には、しばしば「欠乏感から生まれる完璧主義」が隠れています。
「ちゃんとできていない自分はダメだ」
という考えは、自分への批判だけでなく、知らないうちに他人への批判にもつながっていきます。
「もっとこうすればいいのに」
「なぜできないんだろう」
という気持ちが、自分にも周りの人にも向いてしまうのです。
子育てで自分にも子どもにも「完璧」を課してしまう
振り返れば、私自身の子育て中の方によく見られるパターンがありました。
「子どもにもしっかりした子になってほしい」
——この構造は、片付けの現場でもメンタルケアの現場でも驚くほど共通しています。
ぐるぐる思考(反芻)から抜け出す考え方
反芻と内省はまったく違うもの

- 「なぜそう感じたのか]
内省への入り口「セルフコンパッション」
この反芻から内省へ切り替えるための入り口として、勉強会で紹介されたのが「セルフコンパッション(自分への思いやり)」という考え方です。
次の3つの要素で構成されます。
セルフコンパッションを実践する3つのステップ
ステップ1:自分に優しくする
失敗した自分を責めるのではなく、大切な友人にかけるような言葉を自分自身にもかけます。
「ダメだった」ではなく「よく頑張ったね、すごいね」という視点です。
ステップ2:不完全さ・揺らぎを「みんな同じ」と認める
「完璧な人間なんていない」「揺らぐのも、欠けているところがあるのも、人として当たり前」と認めます。
自分だけが特別にダメなのではなく、誰もが同じように不完全であることを思い出します。
ステップ3:マインドフルネスで「今」に意識を向ける
過去の後悔や未来の不安ではなく、「今、ここ」に意識を向けます。呼吸や身体の感覚に注意を戻すことで、ぐるぐる思考から距離を置くことができます。
5人のクライアントさんに伝えてみて起きた変化

多くの方が「ぐるぐる思考からは一生抜け出せない」と思い込んでいて、「出口があること」自体に驚かれていた様子が印象的でした。
内省の実践については、今後さらに詳しくお伝えしていく予定です。
知っておきたい注意点・できないこと
セルフコンパッションが向かないケースもある
セルフコンパッションはすべての方にすぐ効果が出る万能な方法ではありません。
メンタルオーガナイザーとは
今回の内容のベースになっているのが日本ライフオーガナイザー協会の「メンタルオーガナイザー」という資格です。
メンタルオーガナイザーとは、ライフオーガナイズの考え方をもとに開発された「メンタルオーガナイズツール(ワークシート)」を使って、頭と心の整理をサポートする資格です。
今回の勉強会は、このメンタルオーガナイザー講座のプロデューサーである渡邉奈都子先生を中心に開催されました。渡邉先生は協会のディレクターであり本部スタッフでもある、心理カウンセリング業界のプロフェッショナルです。現場経験と協会運営の両方を知る立場から、実践的な内容を教えていただきました。筆者自身もメンタルライフオーガナイザープロ(MLO)として、心を整える講師の資格を持って参加しています。

「どうせ私なんて……」