歯磨き粉、スキンケア用品、洗剤、タオルなど、毎日使う物が集まるため、少し気を抜くとすぐに物があふれてしまいます。
でも安心してください。
特別な収納グッズがなくても、順番どおりに進めれば洗面室は整います。
ここでは、ライフオーガナイズの現場でも実際に行っている忙しい働くママでも続けやすい5ステップを紹介します。
STEP1 洗面室にある物を全部出す
まず最初にやることは、洗面室にある物を一度全部出すことです。
引き出しの中や棚の奥など、見えない場所に入っている物もすべて出します。
理由はとてもシンプルです。
「どれだけ物があるか」を正確に知らないと、片づけはうまくいかないからです。
昨年、ご主人と自営業経営をしている45歳のママの洗面室を一緒に整理しました。
洗面台の下の収納を全部出してみると、
未開封のパック:4本
未開封の石鹸:3個
シャンプー・リンスの詰め替え:1セット(倉庫に10セット)
も出てきました。

ご本人は驚いて、
「気にしたことがなかった…」
と笑っていました。
実はこれは珍しいケースではありません。
ストックが見えないと、人は同じ物を何度も買ってしまう傾向があります。

STEP2 【分ける】家族ごとに物を分ける
次にやることは、ライフオーガナイズの手法【分ける】の「物を家族ごとに分けること」です。
例えば、
ママと娘のスキンケア用品
パパの整髪料
子どもの歯磨き用品
家族共通の洗剤
サングラスやジュエリーなどのアクセサリー品
紙類のストック
といった感じです。こうして分けると、
誰の物なのか
どこに戻せばいいのか
がはっきりします。
家族の物が混ざると、「どこに戻せばいいか分からない状態」になりやすいからです。
分けるだけで、洗面室はかなり使いやすくなります。

STEP3 ストックの適量を決める
ここがとても大事なポイントです。
洗面室が散らかる一番の原因はストックの持ちすぎです。
ストックとは、まだ使っていない予備のことです。
例えば、
歯磨き粉
洗剤
シャンプー
などです。
多くの家庭では
「1種類につき1〜2個」
で十分です。
それ以上あると、収納スペースを圧迫します。
78歳の介護をしているシニアのお宅には
家庭用の洗剤類が10本ありました。
理由を聞くと、
「買い物に行ったついでにあるかないか分からないものは買っておく」
とのこと。

そこで
使っている1本+予備1本
だけ残しました。
すると、洗面台下の収納が半分以上空きました。

さあ、いよいよ次のステップの【収める】です。
人によって、使いやすい収納方法は違います。
ライフオーガナイズでは、利き脳(ききのう)という考え方を使います。
これは簡単に言うと、人それぞれの「使いやすいタイプ」です。
例えば、
透明ケース
オープン収納
が向いています。
引き出し収納
フタ付きケース
*ラベルで文字情報付き
が向いています。
「SNSで見た収納」が
自分に合うとは限りません。
見た目よりも、
自分が使いやすいか
を優先することが大切です。
STEP5 「戻しやすい場所」に定位置を作る
最後は、物の住所(定位置)を決めることです。
ポイントは
「取りやすい」より「戻しやすい」
です。
例えば
歯磨き粉 → 歯ブラシの近く
洗剤 → 洗濯機の上
ドライヤー → コンセントの近く・使いやすく
などです。

70代のご家庭では、
ドライヤーが毎日出しっぱなしでした。
理由を聞くと、
「しまう場所がない」
とのこと。
そこで、洗面台の上にドライヤー専用の台を設置して定位置管理。
すると
「決まっているととっても楽に片付けられる」と、後日嬉しい連絡をいただきました。
注意点:うまくいかないケース
正直にお伝えすると、
この方法でもうまくいかないケースがあります。
例えば
家族が全く戻さない
洗面室の収納が極端に少ない
物が多すぎる
この場合は
収納方法ではなく、物の量を減らす必要があります。
収納は魔法ではありません。「入る量」には必ず限界があります。
おすすめは半年に1回です。
特に
子どもの成長
新しい化粧品
などで物は増えやすいようです。

よくある質問(FAQ)
一般的な家庭では
1〜2時間程度で整理できます。
物が多い場合は半日かかることもあります。
「戻しやすい場所」に変更すると
家族も自然と戻すようになります。
遠い場所に収納すると続きません。
収納スペースがある場合は問題ありません。
ただし多くの家庭では
保管スペースのほうが高くつきます。