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ライフオーガナイズにおける境界線の考え方
〜CLO勉強会の学びより〜

【ブログ】あきの気ままに生きさせてッ!Vol.63

ライフオーガナイズにおける境界線の考え方
〜CLO勉強会の学びより〜
私は精神科医療の現場で心理カウンセラーとして心に向き合う一方で、ICD(Institute for Challenging Disorganization)の学びを深めているライフオーガナイザーです。不安症、うつ病、ADHDなど何らかの困難と向き合うクライアントが慢性的に片づけが困難な状況になる傾向があることを現場で実感し、そんなクライアントのために何かできることはないかと思っていたところ、日本ライフオーガナイザー協会のCLOの学びに行きつきました。

境界線が侵されるとき――バウンダリーと、回復への道すじ


 

精神科医療の現場で、私はこれまで多くの「境界線パーソナリティ障害」を抱えるクライアントと向き合ってきました。


境界線パーソナリティ障害(BPD)とは、感情や対人関係が不安定で、見捨てられることへの強い不安、自傷行為、衝動的な行動が見られる精神疾患です。


境界線が壊れるとどうなるのか


大変なことになるとわかっているのに、DVのパートナーを何度も選び直してしまう。支配的な親元を離れられずずっと不平不満を言い続ける。

 

一見すると「なぜ?」と思われる行動も、丁寧に見ていくと、長年にわたりバウンダリーを踏み越えられてきた結果としての、精一杯の適応であることがわかります。

 

自分を守る境界線が何度も侵されると、人は「嫌だ」「助けてほしい」という感覚そのものを信頼できなくなります。

結果として、無意識のうちに同じ痛みの中へと歩み寄ってしまうのです。


 

心理療法は確かに有効です。しかし、実務を重ねる中で強く実感していることがあります。

それは、回復の核心は「今この場で境界線を守ってくれる安全な他者との出会い」にあるということです。

理解よりも先に、安心できる体験が必要なのです。

 

そしてこれは、決して他人事ではありません。


私自身も振り返ると、境界線が揺らぎやすい傾向を持っていたと感じています。影響力の強い家族のもとで育ち、「アドバイス」という形で越境を受け続けてきました。当時は、それがバウンダリー問題だとは気づいていませんでした。

飴と鞭、叱咤激励の学校の現場でも同じようなことが起こります。

 

 

 

 

ライフオーガナイズにおけるバウンダリーの重要性


家や暮らしに密接に関わるライフオーガナイズの仕事において、バウンダリーはとても実践的で重要なテーマになっています。

 

片付けをしているとどうしても個人的な相談を受けることが多々あります。

片付けの相談と個人的な悩みの切り分け、仕事とプライベートの線引き。
これらは単なる業務上のルールではなく、「ここからはあなたの領域、ここからは私の領域です」という相互尊重の意思表示でもあります。


専門職として守るべきルール


カウンセリング業務でも、支援する側と利用する側が安全で健康的な関係を保てるように専門職としてのルールがあります。
例えば、支援する側の限界を認識する。何でも叶えるのではなく、契約や倫理に基づいてその職を全うし、できないことは「NO]と伝えリファーする(他の専門家に依頼する)や、個人席な連絡先交換はNG。極端にいうと、道でたまたま出会っても一緒に話しながら駅まで歩いて行くという行為すら禁止されています。

そこで、Life Design Lab.においての、ライフオーガナイズとバウンダリーに関わる以下の二つを明確にお伝えします。

Life Design Lab.のライフオーガナイズでご提供すること
・思考の整理・価値観の明確化から始めるコンサル型の片付け
・クライアントのゴールに向けて伴走し癖や習慣、特性を理解しながら実生活レベルでの暮らしのデザイン
・収納やインテリアコーディネートなどで困っているクライアントに対し、自分らしい生き方という視点から具体的にアドバイス


Life Design Lab.のライフオーガナイズでご提供できないこと
・医療行為、心理支援、心理療法、治療・診断に関わるアドバイス、カウンセリング行為
・ソーシャルワーカー(精神保健福祉士、社会福祉士、ケアマネージャー、介護士など)による役割にあたる助言や提案
・ボランティア行為にあたる支援活動


*心理カウンセリングはライフオーガナイズと混同せずに支援側の提供できる範囲内で契約に基づき行います。
依存関係や燃え尽きを防ぐため、専門職としての役割・身体・感情の限界・明確な意思表示を区別し、常に
対等な関係でクライアントの自立を促すことを目的として行います。
支援できる範疇を超えたと判断した場合、速やかに専門機関にリファーしクライアントのための最善を尽くします。


境界線は「まごころの仕組み」である


バウンダリーは、自分を閉ざすためのものではありません。
できること、できないことを明確にすることで、より良いサポートを提供することが可能になります。

お互いが安心して関わるための、やさしい仕切りなのです。



より良い支援のために

バウンダリーに限らず、さまざまな精神的、脳の構造上の問題などを抱えた方に寄り添った提案をして行くために、所属している日本ライフオーガナイザー協会の
専科資格「CLOプログラム」では定期的に勉強会を開催しています。

資格取得のために学んでいる真っ最中です。今まで出会ってきた、そしてこれからも出会うだろう困難を抱えているクライアントさんに直接的な力になれるよう、今までの経験をもとにさらに学びを深めていきたいと思います。


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