
最近、あらためて感じることがあります。
食べ方や食事中の態度には、その人の本性が表れるということです。
普段はスーツやヒールで人前できちんと振る舞っている人でも、食事の場ではふっと気が緩みますよね。
そのときに出る所作や言葉は、とても正直です。
器の扱い方
箸の使い方
一緒にいる人への気遣い
料理を作った人へのまなざし
そこには、その人の「品格」が滲み出るように思います。
品とは、感謝のかたち

「品格」とは何かと考えた時、私なりにそれは
子どものころ、よく祖母に
だからごはんは残さず、茶碗はきれいに食べるものだ。
それが当たり前だったし、今でもとても大切な食育ではないでしょうか?
食事は、命をいただく時間であり、誰かの手間や思いが込められたものを受け取る時間です。
以前こんなことがありました。
懐石料理の食事の席で、出された料理に対して第一声に
「これ、おいしくないね」
と無意識に口にする人がいました。それも一か所ではなく行く先々で必ず一言物申すところからはじまる
。
その瞬間、その度に場の空気が凍りついたのを覚えています。
好みはあって当然ですが、悪気がないといえども、言葉にするかどうかは別問題です。
たとえお金持ちでも、物質的に豊かでも、逆に際立ってその人の品格や価値観の違いがはっきりと見えるのです。
食事の姿勢は、暮らしにも表れる

たとえ好みの味でなくても、敬意をもって向き合いたいと思っています。
そんな姿勢でいたいと思っています。
実はこの感覚は、片づけにもよく似ています。
それは当たり前かもしれないモノや日常に感謝できているかどうか。
単に整っているかどうかではなく、そんな意識を持てているかどうかがモノを丁寧に扱っているかどうかにつながると感じています。
思考を整えることから始める

ライフオーガナイズは、見た目を整えることをゴールにしません。
まずは自分が何を大切にしたいのか、どんな暮らしを望んでいるのかという「思考の整理」から始めます。
価値観を明確にし、それに合った仕組みをつくることを重視します。
食事に敬意を払うように、暮らしやモノにも敬意を向ける。感謝する。
少し丁寧な気持ちで向き合う。
そうした小さな積み重ねが、穏やかな日常や本当の豊かさにつながっていくのだと感じています。
食事の場も、ものの扱いもその人の“素”が出る場所。