「だらしない」のではなく心が疲れているだけかもしれない
Vol.85 あきの気ままに生きさせてッ!
「またやってしまった」脱ぎっぱなしの服がソファに積まれ、テーブルの上にはレシートと郵便物。
それを見るたびに、心のなかでつぶやいていませんか。
「私って、本当にだらしないなぁ」
でも、少しだけ立ち止まって考えてみたいんです。
その散らかりは、あなたの"性格"の問題なのでしょうか。「だらしなさ」の正体は、気力の残量かもしれない
片づけという行動は、じつはとてもエネルギーを使います。
「これは要る? 要らない?」
「どこにしまう?」
「いつやる?」
ひとつひとつが、小さな決断の連続だからです。
仕事や家事、人間関係で頭がいっぱいの日。
脳はもう、その日ぶんの"決めるチカラ"を使い切っています。
そこへ片づけという追加の判断を求められても、体が動かない。
これは怠けではなく、心のガソリンが減っているサインです。
だらしないから散らかるのではなく、
疲れているから、片づけまで手が回らない。
順番が、逆なのかもしれません。
責めるほど、動けなくなっていく

やっかいなのは、「だらしない私」と自分を責めるほど、
さらに気力が奪われていくこと。
自己否定は、思っている以上に消耗します。
以前、あるお客さまがこう話してくれました。
「昔から片づけが苦手で、自分はダメな人間だと思ってきた」と。
加えて「楽しいことが一つもないと感じてしまう。」
でも、よく伺うと、仕事も家のことも人一倍抱え込むタイプ。
キッチンには4時間立つのが当たり前。
夜中の2時まで家族全員に目を配っているので
朝のお弁当を作ったらお昼ぐらいまで寝てしまう。
それで、いつも片付かないキッチンやダイニングにイライラする。
・・・それは、片づけられないのではなく、
ほかのことに力を注ぎきっていただけでした。
今日からできる、小さな一歩
1. 散らかりが目についたら、ひとこと言い換える。
「だらしないんじゃなくて、いま疲れてるだけ」
2. 片づけるのは"ワンアクション・一ヶ所"だけ。
服を1枚かける。コップを1つ下げる。
机の上だけ片付ける。
それで今日は花丸です。
散らかった部屋は、あなたがそれだけがんばってきた記録でもあります。

まずは責めるのをやめて、ひとつだけ動かしてみる。
1ヶ所だけ片付けてみる。
そこから、少しずつでOK。
今日からできる小さな一歩を、一緒に見つけていけたらうれしいです♡
“Almost everything will work again if you unplug it for a few minutes, including you.”
(電源を落として少し休ませれば、大体また動き出す。)
ーAnne Lamott
